平成最後の天皇誕生日一般参賀ツアー&『変わる皇室』、その時報道は」
女子アナワークショップ恒例企画
「平成最後の天皇誕生日一般参賀ツアー &『変わる皇室』、その時報道は?」を開催しました。
講師は、ワークショップ顧問で、日本を代表する皇室ジャーナリストとして30年以上取材を続けていらっしゃる
日本テレビ「皇室日記」の久能靖さんです。
豊富な取材経験を誇る久能さんから
いまアナウンサーに求められる「皇室報道の知識」を学ぼうと、
フリーアナウンサーから地方局アナが飛行機や新幹線に乗り、参加してくれました。
この日の早朝には天皇として最後の誕生日をお迎えになる陛下のお言葉が報じられました。
「天皇陛下お誕生日に際し(平成30年)」宮内庁HPより
http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25
『天皇の旅』をまもなく終えられようとしている感慨、国民や美智子様への感謝のお気持ちを、
ときおり涙を浮かべられながらお話になるお姿に
この三十年象徴天皇として『模索』し続けてこられた陛下の思いが強く感じられました。
最後のお祝いにと皇居を訪れた人は平成最多の8万人超。
実は私たちは3時間近く並んだのですが、東京駅からずらりとすごい人の数!
国民の関心の高さが実感できました。
しかし・・・、あまりの人出に、なんと参賀に間に合いませんでした。
こんなことは初めてです。
皇居前広場に行列に並びながら陛下のお声をマイク越しに遠く耳にすることとなりました。
残念な思いでしたが、皇居を初めて訪れる参加者も多かったので、
長和殿で雰囲気だけ味ってまいりました。
その後はランチをとりながら久能さんによる講義。
この日のために神社本庁から貴重な資料を取り寄せさせていただきました。
神社本庁教化広報部の皆様、ありがとうございました。
「象徴天皇とは」
「天皇皇后のお人t柄とは」
「なぜ『生前退位』なのか」
など、平成とはどんな時代だったのかを振り返りました。
日本テレビ記者の右松健太さんも特別参加され、
皆さんから質問も相次ぎ、時間が足りないほど白熱しました。
なかでも印象深いのは、
「今朝、会見で陛下が少し涙を見せられましたが、あまりないことなのでしょうか?」
との質問に、久能さんは、
「おそらく初めてのことでしょう。陛下は『帝王学』を身につけていらっしゃいますから、
どんな時も穏やかな表情をされます。
涙ぐまれることは私自身もこれまで拝見したことがなかったです。
特に美智子様に対する想いが溢れ出ておいでだったようでした」
30年分のたくさんのエピソードを交えながら、平成という時代を見つめ直す時間となりました。
<参加者の感想>
・皇居内で、都会とは思えないぽっかり空いた空を見て、陛下のお声を少しでも聞けて…
もうそれだけでお腹の底からふつふつとパワーが沸くような、
心が浄化されるような不思議な気持ちになりました
・ニュースと向き合う勤務になって、原稿の背景を想像する大切さと難しさを改めて感じています。
より、実感を込めて伝えられるように!
・やっぱり生で一世一代の出来事ちゃんと肌で感じたいです。
・これまでより、こういう映像がより身近に感じます!
(距離感とか)
・久能先生のお話もユーモアがあって聞いていてとてもためになりました。
・一緒に参加してくださった皆さんとの会話もなにもかも私にとって刺激になり、
次の日からの仕事の見え方が違うというか、パワーが高まったというか…仕事への糧となりました!!
そして、リベンジを果たすべく、ほとんどのメンバーは1月2日の正月一般参賀へ・・・。