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原元美紀の女子アナワークショップ

これまでの活動記録

女子アナの真骨頂「座持ち力講座」


7月の「原元美紀の女子アナワークショップ」のテーマは、女子アナの真骨頂として私が提唱する『座持ち力』! 私のアナウンサー生活25年の経験とコミュニケーション心理学をミックスしたオリジナル・メソッドです。 受講希望者が多く、急遽追加開催を設けました。

『座持ち』と言う言葉を聞いたことがありますか? 座の興が冷めないよう客をもてなすこと、などと辞書にはあります。 場を和やかにしたり、盛り上げたり、落ち着かせたり、自然で最適な空間を自在に作ることこそ、女子アナの本領発揮。 ​  大物芸能人の隣で爽やかに進行を務める若手女子アナ、 初めての場所、初めて会う人に溶け込み取材をする女子アナ、私たちは老若男女、有名人から一般人、職業も年齢も性別も知識レベルも様々な人達を相手に話をすることを仕事にしています。 「滑舌良く」「笑顔を絶やさず」「まず相手の話を聞いて」、全部やったのに盛り上がらなかった…、「臨機応変な対応ができなかった」…、こんな声をよく聞きます。  ​ そりゃそうです。 その原因は、「座(=場)を読み取っていない」ことにあります。 座を読んで、『どんな振る舞いをするか』、実は秘密のテクニックがあるのです。 ​​  「この人が来ると場が盛り上がるね」「間違いないね」と言われる人になろうというのが今回のワークです。 「情報・バラエティー番組」のMCで苦戦した経験があるという女子アナや、MCは初体験の若手アナも多数参加してくれ、希望者多数で追加開催をしました。バラエティーの司会なんて習う機会がないので、みなさんお困りだったようですね。 講座は三部構成で進めました。 まずは【下地編】です。 自分自身のフレーム作り。なりたい自分を○○でイメージします。

そして、ポジティブシンキングを身につけます。2人1組で「○○探しゲーム」。

次に【基礎知識編】。 「座持ち」の2つのコツと18個の技を、テレビで活躍する名司会者の例を上げながら紹介。 情報・バラエティー番組の司会者には盛り上げたりハプニング切り抜けたりする能力が求められます。視聴者としてさりげなくなく楽しんでいたけれど、一流司会者と呼ばれる方々にはそれぞれの得意技があることに気づいてもらいます。

いよいよ【実践編】。 バラエティー番組を想定したロール・プレイングです。 司会者、アシスタント、コメンテーターなどに分かれるのですが、みんなある『役』を演じてやります。ここが「座持ち」に目覚めるカギとなります。

みなさん与えられた「役」を演じることに最初は戸惑っていたけれど、途中からノって来て板について来ました(笑) 意外な人は驚きのコメントを発し、みんなでこんなにゲラゲラ笑いながら学んだのはこの講座ならではでしょう。 学びの中でも特に大切にしたのは、リアクションが取れず、変な間が空いてしまった時」・・・。よくありますよね。 気の利いた言葉が出て来ず、フリーズしてしまう場面がなんどもありました。無言が続くと放送事故です(泣) この間の埋め方で、座持ちはグンと良くなりますよ。そしていろんな間の埋め方を試してもらいました。

みなさんの感想は。 「イベントMCの時などに、『出演者とテンポの良い掛け合い』や『相手が喜ぶような気の利いた返し』ができなくて、シラケてしまったり、落ち込むことが多かったです。先生のアドバイスを受けて、希望が持てました。」 ・「やはり、見ているだけと経験してみるのとでは大違い…タレントの方々の空気を読み自分を表現する力がどれほどすごいか、改めて感じました。」 ・「ニュースと情報番組でまったくの別人になろうとしていたこと、イメージ付けを自分とかけ離れたものにしようとしていたことに気がつきました。」 ・「ロールプレイングの体験、とても面白くて発見が沢山ありました!!! 役割を確認するだけで、こんなにも迷わずに言葉が出てくるのかと驚きの連続で、放送でも毎回自分の役割を確認して臨みたいと思います。」 なかには、こんな嬉しい感想も。 「私はフリーアナウンサーなので、特にこうして、みんなで切磋琢磨出来る環境にある事を幸せに思います」 アナウンサーが固くなってしまい苦手とされる情報・バラエティー番組MCをどんどん楽しんでやってもらえたらと願っています。 ​この「座持ち力」は、番組MCとしてだけではなく、職場の人間関係やプライベートでも大活躍します。たくさんの方にお伝えしたいと思います。


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