3月のワークは、「オウム真理教の遺したもの」

March 30, 2017

3月の「原元美紀の女子アナワークショップ」は、「オウム真理教」について学びました。

 

今から22年前の3月20日、日本中を震撼させた地下鉄サリン事件が起きました。
 
東京都内を走る地下車内に猛毒「サリン」が撒かれ、13人の命を奪い、約6,300人もの重軽傷者が出た同時多発テロ事件。
 
犯行を行ったオウム真理教は、教祖麻原彰晃(松本智津夫死刑囚)ら10人が死刑、4人の無期懲役が確定しています。
 

ゲスト講師は、リポーター歴約30年の所 太郎氏です。
 
テレビ朝日「スーパーモーニング」「モーニングバード」などで、オウム真理教をはじめ、神戸連続児童殺傷事件、山口県光市母子殺人事件、北朝鮮拉致問題…といった日本を揺るがす重大な事件事故現場では必ず姿を見かけるというリポ-ター界のカリスマです。
 
現在はAbemaTVで、「5,000件の現場取材!今だから言える真実」というコーナーを持ち、取材当時と現在の姿など、まさに30年分のデータを誇る所さんにしかできない取材をされてます。
 

さて、オウム真理教が数々の事件を起こした1988〜95年は、参加者の多くが子どもの頃、もしくは地下鉄サリン事件の後に生まれたということなので、当時の記憶はおぼろげにしかなく、隔世の感ありといったところでした。
 
そこで今回は、オウム真理教について、概要と事件当時という二つのテーマを取り上げました。
 
①講演…「オウム真理教とはどのような団体か」「なぜこのような重大事件を起こしたのか」「現在のオウム真理教や上九一色村の姿」「遺族被害者の苦悩」など。
 
②現場視察…事件の現場となった霞ヶ関駅を所さんに案内していただき、「なぜこの場所が狙われたのか」「当時の現場の混乱の様子」などを解説いただきました。
 

所さんは現場を訪れることこだわっていらっしゃいます。それは、現場に立つことで「聞こえてくる声、見えてくる景色、感じる空気」が何よりの真実を語ってくれからだといいます。
 
霞ヶ関駅では2名の駅員が亡くなられました。千代田線車両の床に置かれたサリンをそれと知らず素手で撤去し倒れたのだそうです。自分の身に何が起こったのか知る間も無く命を落とされ、どれほど無念だったことでしょうか。
 
事件の翌年から、構内には有志による「鎮魂プレート」が掲げられています。ひっそりとしているので、21年間気づかず足早に通り過ぎる人も多いでしょう。
 
いま、事件の被害の大きさを知って改めて文面を読むと、犠牲になった尊い命やたくさんの人の想いが胸に迫ります。
 

オウム真理教は教祖麻原彰晃が何も語らないまま2006年に死刑判決が確定し、真相解明に至っていません。
 
後継団体の「アレフ」「光の輪」と名前を変えて教団は活動を続け、若者の入信者が後を絶ちません。信徒数は1,600人を超えています。
 
オウム真理教は決して過去の事件ではありません。
 
アナウンサーとして、これからオウム関連のニュースを読むこともあるでしょう。
 
「遠い出来事と感じていたことも、現場に行くと現実味を帯びるものですね。」
「自分とは関係のないものとして扱うのではなく、それを知ってどう思うのか、その場に行ってどう感じるのかを意識することが大事だと思いました。」
 
という感想が聞かれました。
 

また、元オウム信者の「自分の頭で考えてください。自分の目で見て、耳で聞いて、足を運んで、納得いくまで自分自身で調べてください」というメッセージを受けて、
「同じような思想を持ったところに行くと楽。自分で考えなくなるという言葉にはハッとしました。」という感想が。
 
今回一番感じて欲しかったのは、まさにここです。
 
たくさんの人にニュースを届ける立場のアナウンサーだからこそ、どんな時も情報を鵜呑みにせず、自分自身で考える感じる力が求められると思うのです。
 
この日は学ぶことがいっぱいで、皆さんノートが真っ黒になっていました。ゆっくり丁寧に自分に落とし込んでいってくださいね。

 

 

 

 

 

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