ナレーション名人を目指そう!
- 原元美紀
- 2017年2月15日
- 読了時間: 2分
「原元美紀の女子アナワークショップ」、2月は「変幻自在!ナレーション講座」を開催しました。
ナレーション名人を目指して全国から15名が参加!
「アナウンサーのナレーションって棒読みでつまんないよね」なんて残念な評価を受けるアナウンサーは実は少なくありません。 なんでつまらなく聞こえるかというと、「ニュースが読めて一人前」とされるアナウンサーは、得てしてどんな原稿を読んでもニュース読みの呪縛にとらわれがちなのですね。
でも、この欠点を克服する幾つかのポイントさえ知れば、あっという間にナレーション上手になります。 実は私はニュースキャスターの傍ら、アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「ホイッスル!」など声優として活動させてもらう機会があり、両者の違いを肌で感じることが出来ました。
その違いの一つが、アナウンサーは「声を前に出せ!」と指導されること。 ですが、ある声優さんが私に教えてくれたのは、セリフを喋る時、ナレーションする時、「声には◯◯がある」という目から鱗な発見でした!
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今回は、テレビ番組ナレーションで活躍する声優・ナレーター・アナウンサーの違いを聞き比べ。
イメージ通りの声、表現のためにどんな発声練習が必要か、理論を交えてレッスンを行い、音域の広げ方、息の当て方・抜き方・膨らませ方など、みんなで身振り手振りしながら声出ししました。
そして、実際に使用されたナレーション原稿、CM原稿などを使って、いざ「アナウンサーらしくない読み方」に挑戦。
映像やBGMに合わせナレーションし、録音しました。
聞き返してみると、いつもの自分とは違う声が出た人が多かったように思います。
「声の表現の幅が広がって、ナレーションが楽しみになった」 「なぜつまらなさそうなナレーションになっていたか、よく分かった」 「声の仕事を一生やっていきたいと思えた」
といった感想が寄せられ、みなさん声の仕事の奥深さをかんじてくれたようでなによりでした。
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