「TPOを外さないイベントMC」
「原元美紀の女子アナワークショップ」も、この4月で1周年を迎えました!
月1、2回ペースで開催し、この1年間で16回の講座を開催しました。
毎回全国各地から勉強熱心な女子アナが参加してくれ、こうして順調に続けて来られ感激です。
さて、2年目を迎えた今回は、「イベントMC」について学びました。
アナウンサーの仕事は放送に出るだけではありません。イベント会場でお客さんを目の前にして司会をすることも結構多くあります。
しかし、イベントMCは苦手と言うアナウンサーは少なくありません。
「どこまでアドリブをしたら良いか分からない」 「お客さんの盛り上げ方が分からない」 「ファミリー向けのイベントでは、子供の向けて話すのか、親に向けて話すのか?」 など、テレビ番組と勝手が違うので、戸惑っているのですね!
TV視聴者と、目の前の観客が求めていることは全く異なります。その違いが分からないままステージに立つと、お客さんと一体感のあるステージは作れません。
また、イベントといっても、式典、授賞式、シンポジウム、コンサート、ファンミーティング、スポーツイベントなど、様々なシーンがあります。 今回は、ジャンルの違う台本を使いながら、「TPOに合わせた空間の作り方」、そして「イベントMCに求められるアドリブ力」を学びました。
解説ポイントは、
・MCは役割ではなく「存在」と考える ・観客に○○感を持ってもらうには、○○に気をつける ・共演者に信頼してもらうには、○○を抑える ・どんな心持ちでステージに立つか? ・台本のどこを読み取るべきなのか? ・拍手をもらうタイミングをどうやって作るか? など 皆さん、早速イベント台本 に書き込み。
そして、一人ずつ実演。実際に登壇するところからカメラで撮影し、動きをチェックです。
自分がイベントMCをしている姿を映像で見る機会は滅多にないので、さてどうなるか・・・、
「笑顔が堅い」または「笑い過ぎ」 「歩き方・立ち方がぎこちない」 「イベントのTPOに合っていない」 「ゲストの紹介が雑」
など、みんな自分の姿にショックを受けていました。
最後はイベントのTPOに合わせて、声の出し方、笑顔、振る舞いなど4種類の違いを練習。
みなさん、最後は良い笑顔になりました。
アナウンサーにとって、イベントは普段会えない一般視聴者の方と直接触れ合える貴重な機会です。
どんどんイベントMCにチャレンジしてくださいね。