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原元美紀の女子アナワークショップ

これまでの活動記録

「あと一言で一歩深まる取材とインタビュー」開催


「原元美紀の女子アナワークショップ」、7月は「あと一言で一歩深まる取材とインタビュー」を開催しました。

全国の地方局アナやフリーアナ、16名が参加してくれました。

取材先で、番組ゲストで、アナウンサーは初対面の方に深い話を聞く機会が多いものです。

しかし、相手の本音を引き出せるインタビューができたかどうか、日々悩みは尽きません。

そこで今回は、元・TBSアナウンサーの下村健一さん(現・慶応大学特別招聘教授)をお招きし、「取材・インタビュー」の実践ワークを行いました。

下村さんはTBSで長年報道キャスターを務められた後、内閣審議官として政府の情報発信を担う役割に抜擢され、2011年東日本大震災の折は「国の対応」を一番近くで見てこられたジャーナリストであり、ライフワークである市民メディアの育成に励んでいらっしゃるという稀有な経歴の方です。

マスメディア、政府、市民目線と様々な角度から「本当に必要な報道」に向き合っていらっしゃいます。

下村さんの情熱は後輩の指導にも惜しみなく向けられ、まさに金言ばかりの授業となりました。

受講生たちも「もったいない、もったいない」とつぶやきながら(笑)、一言も聞きもらすまいと必死の4時間でした。

まずは、インタビュー付き自己紹介リレーで。

自分がアナウンサーになったきっかけを語る者、今抱えている悩みを語る者、今取り組んでいる仕事にいて語る者…。

それを聞いて何をインタビューするか!?どこに焦点を当てるか、どんな言葉で引き出すか、どのくらい深く話を掘り下げるか、広げるか・・・。

一つ一つに講評をいただき、その対応策までアドバイスがもらえました。

普段のコミュニケーションにも役立ちそうです!

続いて、持参した自分の出演番組の録画を見ながら、改善アドバイス。ズバズバというか、バッサリと的確なアドバイスがいただけ、目から鱗が剥がれ落ち、みるみるすっきりした表情になった受講生もいました。

そして、日頃の取材・インタビューのお悩み相談コーナー。

「話しやすい雰囲気作りや質問の仕方は?」

「相手との距離案がつかめない。事前にどんな準備をすればよいか?」

「相手が抽象的なことしか応えてくれない場合は?」

「相手を傷つけないインタビューは可能なのか?」

「想定と違う答えが返ってきた時、どう振る舞うのが『臨機応変』なのか?」

など、アナウンサーとして誰もがぶつある壁に下村さんは豊富な取材経験をもとに回答くださいました。

テレビで拝見する下村さんのお姿は、もう知らないことなど無いかのように軽やかにリポートしていらっしゃったのですが、実は現場では悩み尽くされたり、それを何年もかけて答えを見出されたりという経験があったのだそうです。

そのような貴重なお話を伺い、あらためてインタビュー取材の奥深さに触れた思いでした。

ほんとうに「ここまで教えてよいの?」というほど具体的であり、普遍的なアドバイスをいただけた4時間となりました。

受講生たちも「早速明日から役立つことが学べた」と感激した様子で、収穫の多いワークとなったようで何よりでした。

下村さん、ありがとうございました。

次回女子アナワークショップは、「中継リポート」、そして「報道とは」というテーマで初の2日連続短期集中講座です。

お申し込みや詳細の表示は、このサイトの『お問い合わせフォーム』から『メンバー専用画面』にてお願いします。

*参加資格は、現役女子アナ、または女子アナ経験者に限らせていただいております。

ブラッシュアップしたい女子アナの皆さん、お待ちしています!


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