選挙報道を学ぼう!
来月に参議院選挙を控え、報道機関も慌ただしくなりました。
そこで、今回の「原元美紀の女子アナワークショプ」は、「選挙報道を学ぼう」というテーマで公示直前に開催。
選挙報道に必要なことを学ぼうと、飛行機や新幹線に乗って、九州や東北からもたくさんの女子アナ達が参加してくれました。
彼女達の意気込みに応えるべく、講師にお招きしたのは、キー局のベテラン政治部記者の方。
サミットや米大統領選の取材何度もしているほど、政治記者として活躍されている方でお忙しくされているのですが、少しでも分かりやすい報道ができるようにと、このWSに賛同してくださいました。
そして、講演テーマとして、「アナウンサーが知っておくべき『選挙報道』『安倍政権』『アメリカ大統領選挙』などについて、基本的な知識から選挙資料の作り方のコツまで、『ここまで教えちゃの!?』というほど丁寧に解説してくださいました。
特に地方局アナにとっては、ここまで深く政治の中枢の話を聞ける機会も珍しいため、みんな真剣な表情で熱心にメモを取っていました。
今回のWS参加者には、スタジオキャスターや候補者選挙事務所からの中継を担当する予定のアナウンサーも多く、どのような報道をすべきか質疑応答コーナーも白熱しました。
「今回の参議院選挙の注目ポイントは?」
「選挙報道で視聴者から求められることは?」
「開票速報での的確で分かりやすいコメントは?」
「中継先ではどのような視点で取材・放送すべきか?」
「接戦・僅差・辛勝・惜敗などといった表現の目安は?」
「候補者や取材対象者との適切な距離感は?」
など、質問も非常に具体的です。
それを聞いていると、特に国政選挙ということで、みな、自分の伝え方が国の行方に関わる重みを感じていることが分かります。
今回の選挙報道に携わる者も、そうでない者も、国民の1人として、選挙についてあらためて考えを深める1日となりました。
また、この日は、「自己紹介」のレッスンも行いました。
自己紹介って一生付きまとうものなのに、なぜかみんな苦手なんですよね。
特にアナウンサーは取材などで、毎日のように初対面の方から深い話を聞く機会の多い職業なので、自己紹介で相手に与える印象はとても大事です。
しかし、謙虚なつもりが、遠慮しすぎると嫌味に聞こえたり話すのを拒否しているような印象を相手に与えてしまうこともあるのです。
私もその加減がわからず、誤解をされてしまった経験多々ありました。
なりたい自分に思ってもらえる自己紹介とは?
そのカギは、実は内容ではないのです…!
そこで、『一瞬でなりたい自分になれる魔法の言葉』のレッスンをしました。
こちらは笑いの絶えない和やかなワークでした。
さて、次回「原元美紀の女子アナワークショップ」のご案内です。
■7月開催「あと一言でもっと一歩深まる 取材とインタビュー」
元TBSアナウンサー下村健一さん(現・慶応大学特別招聘教授)を招いて、「取材・インタビュー」の実践ワークを行います。
参加申し込み・お問い合わせは、この公式サイトの会員専用ページから、どうぞ。
(お問い合わせは女子アナに限らせていただきます)
*セキュリティ管理のため、開催日時、場所は公表しておりません。詳細は登録後にお伝えしています。*参加資格は、現役女子アナ、または女子アナ経験者です。では、お待ちしています。