宣材写真撮影3つの誤解!
10月に入り、各事務所、各番組のオーディションが本格的にスタートします。
みなさん、宣材写真の準備は万端ですか? 今回はかなり辛口な解説をしますよ。
<宣材の間違い・その1>「撮影費用の元を取るまで使い続ける」
みんなそれほど気に入った写真じゃないけど、
「撮ったばかりなので、お金がもったい無いから、あと2、3年使って元を取ったら取り直します〜」
と言います。
元を取るとは?
撮影代金を日割りで考えて【減価償却】するみたいなこと?
元を取るというのは、その写真で撮影代以上の稼ぎが出来ることを言います!
こういうことを言ってる時点で、「選ばれる過程」を分かっていない。
まず、オーディションや試験は写真で決めるんです。
「決まる」ではなく、「決める」のです。
誰が?
試験管です!選ぶ側です。
「決まる」の主語は自分。
一方、「決める」の主語は相手です。
この構図をまず分かってください。
残念ですが、読みが上手いとか、声が良いとか、歌が上手いとか、二の次なんです。
写真の印象が「好感度がある」「イメージに合う」人を選ぶんです。
写真で受かって、初めて実力を披露できるんです。
ほとんどの人は、自分が書類審査の「写真落ち」したことを知らないうちに
実はチャンスを逃していたのです。
それでもまだ「撮影代がもったいないから、あと2、3年使います〜」
と言えますか?
その間にあなたの価値は下がり、チャンスはますます遠ざかって行くのです。
あるキー局のアナウンサーは、奇跡の一枚生み出すため、10,000枚撮影したそうです。
その甲斐あって見事内定しました。
<宣材の間違い・その2>「自分が可愛いと思った写真を選ぶ」
他人があなたを選ぶための道具なのです!
他人が良いと思うものを選ぶ!
その一言です。
自分のお気に入りの写真は、彼氏に送るか、スマホの待受けにでもしてください。
<宣材写真の間違い・その3>「カメラマンが自然に笑顔を引き出してくれる」
「撮影はされる側もテクニックが必要です。
顔の表情筋の使い方を練習しましょう。
「動画はいいけど、写真は苦手」と言う人ほど、自分の顔の動きをコントロールできていません。
目が開けない、口元が引きつる、手のポーズをどうしたら良いか分からない…
これ、すべてイメージが出来ていません。
テニスのサーブを思い浮かべてください。
ボールをトスして、ラケットを振りかぶって面の真ん中でボールを捕らえて、
相手コートに狙い通り打ち込む。これ、全部技術ですよね?
正しいフォームを何度も繰り返し体に覚え込ませて練習します。
撮影も同じ。
自分がどのように映るのか、顔の筋肉をイメージ通り動かす練習をしましょう。
だってさ、テレビに初めて出た時もそうだったでしょ?
デビューした頃は顔も引きつっていたはずよ。
今はもう自然に構えていられるでしょ?
慣れです。
カメラマンに「それ可愛い!」「綺麗!」と褒めちぎられてるうちに、照れも無くなってきますよ。
自分の奇跡の1枚で、どんな表情をしたのか?
この表情の作り方を覚えて「再現率」を高くします。
そうすると奇跡の1枚が、10枚100枚と増えて、ハズレ写真がなくなります。
何より、普段の自分の顔が「奇跡の顔」に近づいていくのです。
写真を撮影することは、普段の自分の顔まであか抜けさせてくれるんです。
何度もこんな撮影の場に身を置いて「素敵な自分」にブラッシュアップするのです。
だ・か・ら!
しつこく言いますが、たくさん写真を撮ってください!
「絶対落ちない強い宣材写真を撮りましょう!」 「原元美紀の女子アナワークショップ」では、定期的に宣材写真撮影会を開催しています。
実は、毎日テレビに出ているのに、写真は苦手・・・というアナウンサーは多いのです!
原元がめちゃくちゃバックアップしますので(笑)、絶対「奇跡の一枚」が撮れますよ!
これまで撮影会に参加された皆さんの写真です。とっても素敵な笑顔!
「もう書類で落ちなくなった」 「以前落ちたのに、写真を変えたら審査に通った!」との声がありました。
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