「報道の力」講座、清水 潔さんを囲んでアフタートークを開催しました。
「原元美紀の女子アナワークショップ」で7月に行われた「報道の力」講座。
5時間半もの白熱授業の打ち上げを行いました。
8月中旬の熱帯夜に突如開催ということで、題して「真夏のアフタートーク」!
もちろん講師の清水 潔(ジャーナリスト、日本テレビ特別解説員、記者)さんにもご参加いただきました。
報道研修はどうしても厳しく固い話が多いものなので、いつもならワークショップの後には打ち上げに行き、
ざっくばらんに語り合ったものですが、今はコロナ禍で、緊急事態宣言も延長が続いています。
そこで、フォローアップ企画として、オンライン打ち上げの開催となりました。
清水さんも背景が居酒屋モード(笑) ハイボール片手に笑顔でした。(珍しい)
「あれから1ヶ月、こんなことろが変わったな〜とか、周りの見え方が変わったよとか。 いえいえ変わらなくて相変わらずですとか、あるいは、あそこをもう少し聞いてみたかったな〜
なんて皆さんの方からどんどん喋っていただく時間にしてもらいたいと楽しみにしていました。」
メンバーは、前回のワークショップ参加やアーカイブ視聴の皆さん。
特にアーカイブ参加だったアナウンサーたちは清水さんに直接質問がぶつけられるチャンスに大喜びでした。
さあさあ、飲みながらやりましょう。とお酒片手に次々止まらない質問やお悩み。
・なぜ辛い経験をした人にマイクを向けるの? ・いまリポーターに求められること ・編集でカットされないリポートとは ・加害者、被害者の事情にどう向き合うか ・ファクトチェックについて ・自分の言葉が信用されるために必要なこと ・気後れして質問できない ・SNSとの付き合い方
清水さん本人に対する質問も飛び出しました。
・ジャーナリストでTV局員の理由は? ・清水さんが一目置いていたリポーターは? ・清水さんにとってのドキュメンタリーとは?
そんな中で、誰かが何気なく「考えます」と言った瞬間、
「考えている」は、やっていないのと同じこと!やるんですよ!!」
清水さんから厳しい一撃。
コロナで思うような活動ができないからとつい言い訳をしてしまいがちな日々でしたが、清水さんは続けます。
「やる人はどんな状況でもやるんです!」
そうか、清水さんはこういう考え方だから結果を出せているのかとみんなハッと気付かされた場面でした。
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いつものように終わってからたくさんの感想が寄せられました。
原元先生と清水さんとフリートークできる機会も待ち望んでいたので本当に嬉しかったです。
5時間と聞いてびっくりですが、あっという間で贅沢な時間でした。
私自身、仕事のモチベーションが下がった時や悔しいとき、
いつも清水さんの「考えているヤツが最後は勝つんだ」っていう言葉を思い出します。
まだまだ低空飛行ですが、頑張っていられるのは、この言葉があるからです。ありがとうございます。
考えている、努力しているはやっていないのと一緒だと言われ、グサッと私の胸に刺さりました。
自分が何のために報道に携わっているか、
自分が誰のどんなためになっているのか正直悩むことが増えてきた日々を送ってきた中、
今回のWSやアフタートークを通して気持ちが楽になりました。そして改めて行動に移せるようになりました!
一番はやはり清水さんのように数多くの現場を経験されても一つの事件事故に傷つく事もあって、
その気持ちは人として忘れてはいけないという言葉でした。 だからこそ、いつも頭を整理して... “みんなのためになるか”というゴールについて、考え抜ける力を養っていきたいです。それは報道だけじゃなく情報、
バラエティ全てに繋がる気がしました。
私は以前、清水さんは、何か特別な経験を積んで、
誰にも真似できない方法で取材をしているのだろうなぁと、雲の上の存在でした。 しかしお話を聞いて、イメージがガラリと変わりました。 とにかく基本に忠実に取材しているということです。 それを色んな角度から、丁寧に深く追求し取材されている方なのだなと感じました。 わたしも清水さんを目標にすることができるんだ!
と、雲の上の存在から、同じ道のずっと先に立つ、目指すべき存在に変わりました。
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盛り上がり過ぎて深夜2時まで、5時間も語り合ってしまいましたが、
みなさんの迷いが吹っ切れたきっかけになれたら嬉しいです。
そして、このような感想もいただきました。
「特に今回は印象に残った言葉があります。 それは原元先生の"悔いが残ったこと、チャレンジしたかったことは、
また何年後かに不思議と巡ってくる"という言葉です。 心に刺さりました。今後チャンスが巡ってきたら絶対にリベンジを果たしてみせる!
と、いま闘志がみなぎっています。 リベンジを果たすためにもこれからは常に思考の整理を意識しながら必要な行動をとってまいりたいと思います。」
これは本当のことです。 現場に立ち続けていると、伏線回収のようにリベンジのチャンスが巡ってくることが何度もありました。 そこで納得いく力を出せるように、ずっと学び続けることが私自身を支えています。 きっと皆さんにも訪れますよ。
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